映画「ティーンスピリット」の感想とネタバレ
映画「ティーンスピリット」鑑賞終了。
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映画「ティーンスピリット」の見どころ
・ティーンスピリットのポップ・ミュージック
・ヴァイオレットとヴラドの人間ドラマ
映画「ティーンスピリット」の登場人物
・ヴァイオレット・ヴァレンスキー(エル・ファニング)
・ヴラド(ズラッコ・ブリッチ)
・ジュールス(レベッカ・ホール)
・マーラ(アグニェシュカ・グロホフスカ)
・ロキシー(クララ・ルガード)
・アナステイジア(ミリー・ブレイディ)
・ケイアン・スピアーズ(ルアリー・オコナー)
・ルーク(アーチー・マデクウィー)
映画「ティーンスピリット」のネタバレ
イギリスのワイト島、ポーランド移民の娘であるヴァイオレットは母親のマーラと2人暮らしで、父親は彼女が幼い頃に家を出て行ってから帰ってきませんでした。
学校の友達も少なく、退屈な日々を過ごす中で音楽だけが癒しでした。
ある日、バイトでパブのステージで歌っていると1人の男が歌声に惹かれていました。その男の名はクロアチア出身の元オペラ歌手、ヴラドでした。
そんなある日、ティーンスピリットの予選がワイト島で開催されることなり、自分にとってチャンスだと信じたヴァイオレットは参加を決意します。
予選では歌唱力とダンスで審査するもので多くの生徒が落とされる中でヴァイオレットは通過しました。しかし、両親か後見人と来るよう指示されますが、マーラに予選に通過したと教えたくないヴァイオレットは、ヴラドに付き添いを依頼します。さらに年齢を17歳と誤魔化して出場します。
ヴラドはティーン・スピリットで優勝した暁としてギャラの50%を条件にマネージャーになります。
2次オーデション当日、ヴァイオレットはヴラドを叔父と偽って参加します。審査員のジュールズにヴァイオレットの声を素質を認められるも呼吸法がなってないと一蹴されます。
そこでヴラドが呼吸法を教わりながら、マーラを説得するべくヴァイオレットの家に行きます。マーラにマネージャーであると話し、マネージャーのギャラを50%要求すると報酬は15%で十分だと一喝されます。さらに学校と両立できるかと迫られるもヴァイオレットの気迫に負け、最終オーディションの出場を許可します。
ヴラドに「人々が見ているのは君の魂、スピリットだ」とアーティーストの精神を教えるのでした。
最終オーディション当日、3人に絞られた候補生(ヴァイオレット、エンジェルX、地球外生命体)の戦いになります。
ヴァイオレットは見事に歌い切り、観客から拍手喝采されるも惜しくも2位となり、最終オーディション敗退となります。
ヴァイオレットは選曲ミスだと言い訳するばかりで、ヴラドは次のオーディションに向けて呼吸法の練習を勧めるも「次はない」と断ります。
そんな時、"エンジェルX"が偽名を使用していたと判明し、出場資格を剥奪されてヴァイオレットが最終オーディションに進みます。
ワイト島ではヴァイオレットの最終オーディションの出場に沸き、島の希望として島民から熱いまなざしで期待されていました。
いつしかヴァイオレットは島の有名人になっていました。
最終オーディションの出発前にお守り代わりとして、父親が残した十字架のペンダントを渡します。
ロンドンに到着したヴァイオレットたちは束の間の休息を過ごしているとジュールズに呼び出され、ヴァイオレットとレコード契約したいとスカウトします。
もし、レコード契約すればスタジオも無料で使用でき、メジャーデビューも夢ではありませんでした。さらに有能なマネージャーが就くと高待遇でしたが、ヴラドはマネージャーを解雇されると恐れて、ヴァイオレットから契約書を取り上げます。ジュールズは本番前までに契約するよう釘を刺します。
事実、去年の優勝者であるケイヤンはレコード契約で成功していました。
ヴァイオレットはバーに行き、ケイヤンと意気投合してお酒を飲んで盛り上がっていると、いつまでも帰ってこないヴァイオレットに業を煮やしたヴラドがバーから連れ出します。バーから追い出されたヴァイオレットはヴラドを罵りますが、「2日着いたくらいでのぼせるな」と喧嘩となります。
最終オーディション当日、ジュールズが部屋を訪れて昨晩の出来事に不満を持ったケイヤンを説得したと話します。さらにヴァイオレットに「どうして応募したの?」と聞くと「歌が好きだから」と答えます。ジュールズは現実を見ないヴァイオレットに呆れ、優勝者を決めるのは自分ではなく視聴者であると説明します。
最後にジュールズはレコード契約を期待しつつ、ヴァイオレットが紛失した十字架のネックレスを渡して立ち去る姿をヴラドが目撃します。
最終オーディションが始まり、いつまで経っても現れないヴラドに一抹の不安を覚えます。その時、ヴラドが現れてヴァイオレットに「呼吸法を忘れるな、頑張れ」と励ますと緊張の糸が切れます。そして、ヴァイオレットはヴラドに謝罪します。
ヴァイオレットは決勝者を破ってティーン・スピリットの覇者となるのでした。
まとめ
エル・ファニングの歌唱力は許容範囲でストーリーは歌手になる夢を叶えるためにティーンスピリットに出場する映画だったが、偽名は許されないのに年齢詐称は許されるのかと疑問に残る映画でした。同じ歌手を目指すフランス映画「エール!」と比べると臨場感がなかった。