映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」の感想とネタバレ

映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」鑑賞終了。

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映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」の見どころ

ハーレイ・クインの華麗なるアクションシーン

・本編に隠された映画パロシーン(ゴッド・ファーザーⅡ、紳士は金髪がお好きタクシードライバー)

・エンディング後のハーレイ・クインの意味深なセリフ


映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」の登場人物

・ハーリーン・クインゼル / ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)

本作の主人公。元精神科医だったが、犯罪王ジョーカーと恋に落ちて道を踏み外してしまった。彼によってエース・ケミカル社の化学薬品プラントに突き落とされて、女道化師ハーレイ・クイーンとして新たな人生を送る。しかし、ジョーカーと破局したことで、自身に恨みを持つ街中の悪党から命を狙われることになる。

・ダイナ・ランス / ブラックキャナリー(ジャーニー・スモレット=ベル)

ローマンが経営するバーの歌姫で、格闘技の腕前を見込まれてシオニスの部下の代わりに、運転手兼ボディーガードとなる。前任の運転手がレニーに情報を流していた内通者であったため、レニーからローマンへの内通を依頼される。

・レニー・モントーヤ(ロージー・ペレス)

ゴッサム市警のベテラン刑事で、過去に何度も功績を上げているが、その全て他人の手柄にされており、未だに昇進できずにいる。

・ヘレナ・バーティネリ / ハントレス(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)

謎めいた殺し屋。彼女自身は「ハントレス」を名乗っているが、他者からは「クロスボウ・キラー」と呼ばれている。

カサンドラ・ケイン(エラ・ジェイ・バスコ)

ゴッサムシティのスラムで生きる少女で、ダイナと同じアパートに住む夫妻に引き取られた孤児。スリの常習犯で、レニーとも顔なじみ。

・ビクター・ザーズ(クリス・メッシーナ)

シオニスの忠実な右腕で、その命令に従い、ナイフを使ったむごたらしい殺人を働く性格をしている。殺人は人間を解放する行為と信じている。

 ・ローマン・シオニス / ブラックマスク(ユアン・マクレガー)

かつては化粧会社ヤヌス・コープの重役だったが、現在はナイトクラブの経営する裏社会の実力者。残忍極まりない性格で「仮面」に執着して他人の皮を剥ぐ拷問を好む。

映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」のネタバレ

第1章:序章

ジョーカーと破局したハーレイ・クイン(本名:ハーリーン・フランシス・クインゼル)は、タンクローリーで二人の思い出のエース・ケミカル工場を爆破して独立を果たします。そして、新しい恋人であるハイエナのブルースと出会います。

4分前、マフィア抗争の現場を検証をしていたゴッサム市警のベテラン刑事、レニー・モントーヤは大きな爆発音を聞きます。その現場に駆け付けるとネックレスを発見し、レニーはハーレイ・クインがジョーカーと別れたと察します。

ブラックマスク(本名:ローマン・シオニス)はゴッサムの裏社会の実行者として君臨していました。ローマンはミスター・キオとその家族をあることがきっかけで宙吊りにして顔の皮を剥いで殺します。そして、次のターゲットにハーレイ・クインを排除しようと目論んでいました。

一方、ハーレイ・クインと言うと二日酔いで朝飯のことで頭がいっぱいで、サルが作るエッグサンドを食べようとしていました。その時、ゴッサム市警に取り込まれます。

第2章:ハーレイとレニーの災難

ゴッサム市警に追跡される6時間前、ハーレイはローラー選手(恨み:鼻骨折)とラルフ・マーレ(恨み:弟がハイエナの餌)、シオニスの運転手(恨み:下肢の軽傷)、さらにレニーに追跡された挙句、好物のエッグサンドを落とします。ハーレイはゴミを囮にして逃げ出した先にハッピー(恨み:顔に落書き)と遭遇して反論するも「お前がやらせた」と殺そうとした時、ハーレイを狙った矢がハッピーに刺さります。そこにレニーが現れて、ハーレイは停戦を提案します。

レニーは今回のマフィア抗争の裏にはバーティネリ家の襲撃事件が関わっていると半年以上の捜査で判明していましたが、上からの圧力で捜査権を横取りされます。しかし、レニーは情報屋ダイナからカサンドラがダイヤモンドを持っていると情報を入手します。同刻、ハーレイはカサンドラからダイヤモンドを奪うべくゴム弾で武装してゴッサム市警を襲撃します。

それは今から15年前、バーティネリ家は何者かに襲撃されて、30カラットのダイヤモンドが消息不明になります。そのダイヤモンドの中には秘密口座の鍵が隠されていました。

第3章:シオニスとダイヤモンド

 1週間前、ブラックマスク・クラブで働くブラックキャナリー(本名ダイナ・ドレイク)はキラーボイスの歌姫で、シオニスから小鳥ちゃんと呼ばれていました。しかし、自由な行動は許されずシオニスの監視下にいました。

シオニスは金獅子会のボスであるミスター・キオに幻のダイヤモンドを手に入れて、一緒にゴッサムを支配しようと取引をしますが、ファミリーを重んじるミスター・キオと絶対服従とするシオニスの意見が対立します。そして、ミスター・キオは手助けは不要と断ります。

ダイナは酔いつぶれたハーレイを拉致しようとしている男たちを目撃し、格闘技で倒していきます。その雄姿を見たシオニスはいたく気に入りダイナをシオニスの専属運転手に任命します。

ダイナはシオニスに呼び出され、ビクターと共にエース・ケミカル工場を爆破したハーレイを捕まえるよう命令します。さらにシオニスは彼らにダイヤモンドを渡しましたが、窃盗常習犯のカサンドラ・ケインに盗まれます。ダイナはカサンドラを捕まえようとします。カサンドラゴッサム市警に連行される中、ダイヤモンドを飲み込み証拠隠滅をします。

ビクターはシオニスにダイヤモンドが盗まれたと報告すると激怒します。そこでダイヤモンドを取り戻すまでハーレイを殺してみてはと提案します。

ハーレイはシオニスに「シオニスの手下が先に見つけたら殺せばいい」とダイヤモンドの捜索に協力すると命乞いをします。

するとハーレイに「12時までにダイヤモンドを見つけなければ、顔を剥いで酢漬けにする」と脅します。さらにシオニスはカサンドラに50万ドルの賞金をかけて、街中の賞金稼ぎに知らせます。

ダイナはレニーに必死で連絡を取り、カサンドラを救おうとします。

 

以下、映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」の完全なネタバレになります。

第4章:ハーレイとカサンドラの出会いと裏切り

ハーレイはゴッサム市警を襲撃し、留置場にいるカサンドラを連れ出しだしましたが、囚人や賞金稼ぎに襲われます。ハーレイは格闘技や金属バットを駆使して応戦しているとレニーと対峙します。

レニーから逃げ切った二人。カサンドラは手錠を外すよう頼みますが、ハーレイは条件としてダイヤモンドを渡すよう命令します。ダイヤモンドがカサンドラの腹の中にあること知ったハーレイは食料品店で下剤を購入します。ハーレイはカサンドラに「金を払うのはマヌケ」と教えながら食糧品を盗み出します。そして、ドク(恨みなし)の店に行って匿ってもらうのでした。

カサンドラはハーレイの奔放ぶりに憧れて弟子入りを志願し、ハーレイもカサンドラに場が移ってしまいます。

その最中、ドクの店に女が現れてハーレイ・クインの居場所を聞き出そうとします。

その女の名は、バーティネリ家の唯一の生存者であるヘレナ・バーティネリでした。ヘレナは家族の復讐のために暗殺者の訓練を受け、犯罪者を狩る女ハンター(ハントレス)として暗躍します。

レニーは押収したスマホを同僚に調べさせましたが、警部に違法捜査がバレて停職となり、バッジと銃を返却します。

その一方でハーレイの元にゴッサム市警が訪れて窓から逃げようとしますが、ハーレイに恨みを持つ男が爆弾を投げます。ハーレイはカサンドラを守り切りましたが、ハイエナのブルースが行方不明になります。ハーレイはドクの生存を確認したものの通報したのがドクだと知ります。ドクは新しい店を開店できる資金を提供されてハーレイを売ったのでした。

ドクにも裏切られて人間不信に陥ったハーレイはシオニスに「子供を渡す代わりに、あたしを狙う連中を追い払って」と頼み、1時間後にマイル遊園地のブービートラップで会う約束をします。

ダイナはレニーに取引場所をメールし、ザーズと共に取引先に向かっていましたが、レニーとのメールによりシオニスを裏切っていたことが明るみになります。

ザーズがシオニスに「女が裏切った」と報告すると「まだ殺すな。私が行く」と返答します。

最終章:シオニスとの最終決戦と結末

ハーレイはカサンドラをトイレに監禁して立ち去ろうとします。するとレニーが目の前に現れて捕まえようとしますが、ハーレイは「エッグサンドの恨み」と言わんばかりに窓の外に突き落とします。同刻、ダイナがザーズと現れてカサンドラを助けようとします。ザーズはダイナに腹を引き裂いてダイヤモンドを取るよう命令しますが、子供だからと断るとダイナは殺そうとします。しかし、ヘレナが放った矢により死亡します。

ヘレナは彼女らにバーティネリ家の襲撃事件の生存者で、家族を皆殺しにした実行犯ガランテとその手下、そしてビクター・ザーズを殺したと白状します。

ヘレナは復讐を終えて立ち去ろうとしますが、レニーが制止します。レニーはガランテの資金源はシオニスから提供されていること、カサンドラ(ダイヤモンド)を渡したとしてもシオニスに殺されること、ダイヤモンドはシオニスを倒すことができる鍵であると説明します。

シオニスは多くの手下を集めて、カサンドラ以外の人間を抹殺しようとしていました。

状況を把握したハーレイがワンチームで危機を乗り越えようと提案すると彼女らは了承します。

シオニスの手下に対して、得意分野の武器を駆使しながら倒していきます。しかし、圧倒的な戦力差と武器の数で窮地に陥りますが、ダイナのキラーボイスで手下を一蹴します。

ハーレイはカサンドラを救出すべくヘレナが運転するバイクに捕まり、シオニスを追跡します。ファウンダース桟橋に逃げ込んだシオニスはハーレイに「お前の命を守れるのは私だけだ。お前は一人では生きらえない」と話す一方で、彼女は「あんたは人を恐怖で支配しているだけ」と揶揄します。

カサンドラを人質にしたシオニスでしたが、「あんたの物を盗んだ」と指輪を目の前に出し、気を取られたシオニスの一瞬の隙をついてハーレイは一撃を加えて桟橋の下に落下させて葬ります。

レニーは上司から事件の手柄を横取りされて刑事を辞職します。ダイヤモンドの隠し口座の資金を利用して悪党退治チーム「バーズ・オブ・プレイ」を結成します。

ハーレイはダイヤモンドを元手にイースト・エンドで新たなビジネスに着手、ブルースは中華街で発見します。そして、カサンドラと共にエッグサンドを食べながら去っていくのでした。

以上、映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」のネタバレでした。