映画「ペット・セメタリー」の感想とネタバレ

映画「ペット・セメタリー」の鑑賞終了。

 

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映画「ペット・セメタリー」の見どころ

・映画「ペット・セマタリー」を継承したストーリー

・恐怖感満載のエリーの登場シーン

・オリジナルと異なる後味の悪い結末

映画「ペット・セメタリー」の登場人物

・ルイス・クリード(ジェイソン・クラーク)

・レイチェル・クリード(エイミー・サイメッツ)

・ジャド・クランドール(ジョン・リスゴー)

・エリー・クリード(ジェテ・ローレンス)

・ゲージ・クリード(ヒューゴ・ラヴォイエ、ルーカス・ラヴォイエ)

・ヴィクター・パスコウ(オブッサ・アフマド)

 

映画「ペット・セマタリー」の比較

まず、登場人物を検証してみるとオリジナルとほぼ同じでした。

あらすじも一部のシーンや結末を除けば、チャーチがトラックに轢かれて埋葬するシーン、ルイスが蘇ったチャーチと再会するシーン、ルイスが子供の亡骸を発掘するシーンと大まかなストーリーは同じでした。

 

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左:1989年版 / 右:2020年版

 

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左:1989年版 / 右:2020年版

 

もし相違点を挙げるなら、交通事故のきっかけと事故に巻き込まれたのは姉エリーか弟ゲージでした。

1989年版ではルイスとゲージで凧揚げをしていると、不意に落とした糸を追いかけたゲージがタンクローリーに轢かれます。

2020年版ではゲージがタンクローリーに轢かれそうになりますが、ルイスが間一髪のところで助け出すも急ブレーキの衝撃で落下したタンクがチャーチと遊んでいるエリーを轢きます。

 

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映画「ペット・セメタリー」のネタバレ

ルイスは妻のレイチェルと娘のエリーと弟のゲール、そして猫のチャーチとラドウロに引っ越しました。ルイスは若き医者として勤務していましたが、田舎に引っ越して家族といる時間を増やそうと考えていました。

ある日、レイチェルとエミリーが森で動物の仮面を被った少女たちが何かを運んでいる姿を目撃します。その行列は森の奥へと消えていきます。

エリーは行列の正体が気になり、"ペット・セマタリー"と書かれた墓場に入り、山積みになった倒木を登ろうとした時、近所のジャドと出会います。

そこにレイチェルが合流し、ジャドは「この森をうろつくのは止めた方がいい」と注意します。

 

エリーとは何故ペットが早く死ぬのか問います。するとルイスは、動物の時計(新陳代謝)は人間と比べると早いからと答えるのでした。

ある日、学生のヴィクター・パスコが頭が抉られた状態で運ばれてきます。ヴィクターに心臓マッサージをするも息を引き取ります。

その時、蛍光灯が点滅し、ヴィクターが息を吹き返して「境界は絶対に越えるな」と警告します。ルイスは何故ヴィクターが自分の名を知っているのか疑問視します。

 

エリーはジャドの家にクッキーを持って行き、女性の写真を見つけて家族について聞くと、ジャドの妻ノーマは病気で亡くなったと言います。

ルイスが就寝していると男の声が聞こえ、あとを追うと森の中に入ります。ヴィクターは「助けようとしてくれたな。今度は俺が助ける」と呟き、ペット・サマタリーに案内します。そして、これ以上死者の領域に侵入しないよう忠告し、目を覚ましますと足が土で汚れていました。

 

そんなある日、猫のチャーチがトラックに轢かれて死んでいました。ルイスはエリーに死がどういうものか説明する機会が来たと発言します。しかし、レイチェルは姉のこともあり、反対します。

レイチェルには先天性の病気の姉ゼルダがいましたが、健康体であったレイチェルを憎んでいました。両親が留守だった時、直接食事を持って行かずに昇降機を使って運びました。するとゼルダは昇降機から落下して亡くなります。レイチェルは、ゼルダの死は自分のせいだと責め続けていました。

ルイスは君だけに任せた両親が悪いと宥めるのでした。

 

ルイスとジャドはチャーチの死体を墓場に埋めに行きます。ルイスはエリーがチャーチルを可愛がっていたと嘆くと、ジャドは山からさらに奥に分け入った丘と連れて行きます。

ジャドは丘にルイスが猫を埋めるよう指示し、石で塚を築かせます。

ルイスはエリーにチャーチが逃げたと言うも、エリーは夕べ窓の外にいたと信じませんでした。すると死んだはずのチャーチがおり、ルイスは気を失っていただけと一安心します。

エリーがチャーチを洗おうにも毛に何か絡まっており、無理やり毛を梳こうした瞬間、爪を立てて傷つけます。エリーはチャーチが入らないようにドアを閉めるようルイスにお願いをするのでした。

ルイスはチャーチを探しているとヴィクターは「先生と愛する家族の破滅がすぐ傍まで迫ってる」と問いかけます。

 

レイチェルはゼルダの幻覚に苦しんでいました。そこでルイスはエリーの誕生日会を開いて、ボストンの友人を招いて息抜きをしようと提案します。

ジャドがルイスを呼び出し、"ペット・セマタリー"の真実を話します。

先住民の間では"ヴェンディゴ"の名で北に伝わる悪霊が信じられていました。"ペット・セマタリー"に掘られた印は"警告"の意味があり、先住民が去る前に残されたものでした。そして、彼らはこの土地に死者を蘇らせる力があると知り、森が何者かに支配されていると気付いた先住民は、境界に誰も近づかせないように倒木で塞ぎました。

ジャドは死者を蘇らせる力に依存しないようルイスに忠告するのでした。

 

ルイスはチャーチを殺すことが出来ず、森の中に逃がすことにしました。

エリーの誕生日当日、チャーチを部屋に入れなかったことを後悔していましたが、エリーは道路を歩いているチャーチのを見つけます。

すると後方からタンクローリーが走行し、ゲールを轢き殺そうとしますが、間一髪のところでルイスが助け出します。

しかし、急ブレーキの衝撃でストッパーが外れ、タンクが道路を滑りながらエリーを轢きます。両親が駆けつけるもエリーは亡くなります。

 

レイチェルを実家に預けてルイスはエリーを蘇らせるべく、ジャドを睡眠薬で眠らせて遺体を丘に埋めます。するとエリーは生き返り、再会を喜びます。身体が洗っていると何か絡まっているのか、髪の毛が抜け落ちます。

エリーは誕生日会のことを覚えており、最後はトラックに轢かれて真っ暗になったと話すのでした。翌日、エリーがダンスを踊っていましたが、感情が暴走して物を破壊し始めます。

 

レイチェルはジャドに連絡して、ルイスの様子を見に行ってほしいと頼みます。ジャドは悪寒を感じ取り、ルイスを説得するも大丈夫の一言。ジャドはエリーの姿を目撃するのでした。ジャドは家に引き篭もるも妻の姿に化けたエリーに殺害されます。

レイチェルはルイスの元に辿り着くもエリーの姿に驚き、ゲージを連れて逃げ出します。レイチェルに嫌われていると怒り狂ったエリーは暴挙に出ます。

レイチェルは、ゼルダの同じ症状でベットに監禁され、昇降機からゼルダが這い出てきました。そこで目を目を覚ますとエリーが包丁で殺そうとしましたが、背後から刺されます。

 

ルイスはジャドを探すも虫の息、レイチェルとゲージを助けようとしましたが、ゲージを託して息絶えます。

エリーはレイチェルの亡骸を埋めて、ルイスは"ペット・セマタリー"に向かいます。ルイスはエリーと対峙、隙を見てエリーの首を締めあげて気絶している間にスコップで一撃を加えようとした瞬間、背後からレイチェルに一突きされて死亡します。

車内に残されたゲージは生き返った家族を眺めるのでした。

まとめ

映画「ペット・セマタリー」と遜色なく、ストーリーもホラー感満載で結末も後味が悪いものでしたが、個人的には楽しむことができました。オリジナル版の映画を見てから本作と比較して良し、映画「ペット・セメタリー」から見ても影響はないと思います。