映画「BLACK FOX」の感想とネタバレ
今日、映画「BLACK FOX」を見ました。
リリィが家族の復讐のためにミアや黒幕と戦うシーンや敵同士であるふたりのそれぞれの葛藤とストーリーが分かりやすいのは高評価。
リリィが家族の敵討ちの相手に対して殺しを思い留まろうとするのが自分ではなく、アニマル・ドローンに阻止されたり、ふたりの交流不足で家族を殺されたのにそんな簡単に許されるものなのかと疑問を感じた。
あと、ラストが中途半端に終わったことが低評価。
登場キャラクター
・石動律花/リリィ(CV:七瀬彩夏)
古来より伝わる石動流忍術の継承者。
・ミア(CV:戸松遥)
グラズヘイル社の研究施設で暮らす少女で強力な念動力を駆使する超能力者。
・メリッサ(CV:大地葉)
下町のアパートで律花と共に生活する同居人で家事全般が得意な少女。
・アレン(CV:土田大)
律花の父親にして天才科学者。ロボット工学とAI研究の第一人者でアニマル・ドローンの生みの親。
・兵衛(CV:津田英三)
律花の祖父であり、石動家26代目当主。
・オボロ(CV:藤原啓治)
大型犬タイプのアニマル・ドローン。
・カスミ(CV:鳥海浩輔)
猛禽タイプのアニマル・ドローン。
・マダラ(CV:豊崎愛生)
モモンガタイプのアニマル・ドローン
・ローレン(CV:飛田展男)
ミアの父親であり、グラズヘイル社所属の科学者。アレンとは元同僚。
・ブラッド(CV:東地宏樹)
グラズヘイル社の現社長。アレンとは元同僚
・ハロルド(CV:小山力也)
バークレー探偵事務所の所長であり、見習い探偵リリィの雇い主。
ネタバレ
冒頭、幼き石動律花は兵衛と共に修行をしながら、父親と同じ科学者になろうと努力していました。
ある日、父親のアレンとチェスをするために研究所に行きました。すると、アレンは律花に大型犬のアニマル・ドローンと猛禽のアニマル・ドローンとモンガタイプのアニマル・ドローンを見せます。
アニマル・ドローンには言語学習能力が備わっており、喋るアニマル・ドローンの姿に律花は興奮していました。
かつて、アレンはグラズヘイル社の研究施設に在籍していましたが、ブラッドとローレンと研究方針の違いから決別していました。
そんなある日、元同僚であるブラッドがアレンの元に訪れ、アニマル・ドローンを戦場兵器として使いたいと取引を持ちかけますが、アレンは拒否をします。
一方、律花は大学の合否を伝えるべく実家に帰ると部屋が血まみれでした。嫌な気配を感じ取った律花は研究所に行くと、アレンが腕から血を流していました。
その姿を見た律花はアレンに駆け寄ると、そこに特殊部隊が突入してきました。セキュリティーを律花に開けさせるための罠でした。
目的はデータとカプセルの中身だけだったので、アレンと律花を撃ち殺そうとしますが、兵衛が助けに来ます。
兵衛が特殊部隊と戦っている間にローレン博士も合流します。その後ろに謎の少女がいました。その少女は超能力を使い、兵衛の動きを止めると同時に撃たれます。
さらにデータの抹消を行っていたアレンも背後から撃たれ、律花が大学に合格したことを伝えると息を引き取ります。
兵衛は撃たれながらも律花を守り、その隙にアニマル・ドローンが起動し、カスミが律花を掴んで助け出します。兵衛とアレンを失った律花は名前を捨てて復讐を誓います。
月日が経ち、バークレー探偵事務所の見習い探偵をしていたリリィ(律花)は猫のシュガーちゃんの捜索をしていました。無事シュガーちゃんは見つかります。
リリィはメリッサと同じ部屋で同居中でリリィが仕事で生活費を稼ぐ一方、メリッサが家事全般を担っていました。
ある夜、リリィは研究施設で兵器研究をしていた科学者に接近し、研究所から奪われたデータの居場所を吐かせます。その科学者を脅した結果、グラズヘイル社の研究施設にあることが判明します。
その研究施設の監視中、警備員に連行されそうになった時、ミアが「彼女は私の知人よ」と言って事なき得ます。ふたりでチェスに興じながら、意気投合します。
リリィが「またやろう」と言うとミアに対して、「ここにはもうここには来ないほうがいい」と忠告します。
ローレン博士は自分の娘に手伝わせてアレンの研究よりも優れていることを誇示するために利用していました。
リリィはデータを取り返すため施設に侵入し、兵器のアニマル・ドローンを破壊しようとします。するとそこに謎の少女が現れて戦闘になります。
謎の少女の超能力に苦戦しながらも倒すとそれはミアでした。その正体を知ったリリィはミアを殺そうとしますが、オボロに阻止されます。困惑する中、ローレン博士は憂さ晴らしにミアを盾に兵器ごと吹き飛ばします。
リリィはミアを救出し、ローレン博士は逃走していました。
リリィはミアを家に連れて帰ります。最初は互いに睨み合っていたのですが、次第に打ち解けていきます。
するとローレン博士から電話がかかってきます。ミアは父親の「研究を諦めよう」と言う発言に安心しますが、ローレン博士は自分が被験者になります。
さらにリリィの住んでいる部屋に兵器が襲撃しますが、あくまでもターゲットは律花だけでした。ふたりは無関係の人々を巻き込まないように律花の実家に行きます。
強襲した兵器に対してミアは装甲を超能力で剥がし、リリィが止めを刺す戦法で破壊すると同時に超能力者になったローレン博士が襲撃します。
ローレン博士に対応すべくミアが戦っている間にリリィはあるものを見つけます。
それは祖父と父親のホロブラムで誕生日メッセージの他に祖父が家督を譲るために残していた衣装でした
リリィはその衣装を着用し、ブラック・フォックスと名乗り、27代目の石動流忍術の当主になることを宣言します。
そして、超能力を駆使して攻撃してくるローレン博士に対して、アニマル・ドローンのホログラムなどを用いて屈服させます。
ローレン博士は自分が悪かったことを謝罪し、ミアが近づいた途端、首に装置をつけて残りの超能力の力を注ぎます。ミアはその力を制御できず暴走します。
その圧倒的な超能力に苦戦しながらも最後の力を出し切り、首の装置を破壊します。
翌日、事件の真相が明るみになり、グラズヘイル社の現社長ブラッドが全ての被害者に対して無条件で費用を出すと宣言します。しかし、その裏には恐るべき野望が秘められていました。
リリィとミアとメリッサはその野望を打ち砕くべくブラッドを打倒すべく戦いに赴くのでした。
まとめ
映画は家族を殺されたリリィとリリィの家族を殺したミアが戦う王道的なストーリーなので、王道な展開が好きなら見れますが、もし、大どんでん返しのストーリーを望むなら見るのは苦痛かもしません。
また、ストーリーよりもキャラクターを重視するなら影響なく見れると思います。