映画「ぼくらの7日間戦争」の感想とネタバレ

映画「ぼくらの7日間戦争」の鑑賞終了。

 

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映画「ぼくらの7日間戦争」の登場人物

鈴原守(北村匠海)

本編の主人公で高校二年生。歴史マニアで戦術に詳しい。

千代野綾(芳根京子)

守のクラスメイトで幼馴染。国会議員の父親を持つ育ちのいいお嬢様。

山咲香織(潘めぐみ)

守のクラスメイトで陸上部所属の体育会系の少女。父親は建設会社の社長。

緒形壮馬(鈴木達央)

守のクラスメイトでノリが軽くクラスでは中心的なイケメン少年。

本庄博人(大塚剛央)

守のクラスメイトで弁護士を目指している少年。幼馴染に紗希がいる。

阿久津紗希(道井悠)

守のクラスメイトで物事を深く考えず、ノリだけで生きているような少女。

・マレット(小市眞琴)

タイ人の子供で両親を探している。

・本多政彦(櫻井孝宏)

綾の父秀雄の秘書で頭が切れる男性。

中山ひとみ(宮沢りえ)

守たちと関わる謎の女性。

 

映画「ぼくらの7日間戦争」のネタバレ

鈴原守は千代野綾に17歳の誕生日にプレゼントを渡そうと計画を立てていました。しかし、誕生日の目前に父秀雄の都合で引っ越しすることになり、守は綾に誕生日を迎えるまで逃げようと提案すると綾も了承しました。

さらに守のクラスメイトの山咲香織と緒方壮馬、阿久津紗希も守の意見に同調し、7日間限定のバースデーキャンプに参加しました。

DAY1

守は秀雄のクレジットカードを使用し、札幌行きの特急券を購入して偽造工作をしました。守と綾は石炭工場で残りのメンバーと合流すると紗希に無理やり連れてこられた本庄博人がいました。

綾の秀雄は札幌行きの特急券を購入した情報を元に秘書に探させました。

秀雄は綾に誰に出しても恥ずかしくない大人になって貰うために目上の人たちには逆らうなと躾けていました。

守は香織とお菓子を取りに行こうとした時、リュックが物色され、自分以外誰かが潜んでいると知ります。本庄は警察を呼ぶべきと提案しますが、不法侵入で捕まる可能性があり却下されました。

守たちは物音のする方向に行くとふたりの男が少女を羽交い絞めにしていました。咄嗟に守は少女を助け、トロッコで逃走しました。

助けた少女はマレットと名乗り、入国管理者から逃げたタイ人の不法滞在者でした。綾はマレットの両親を探すと仰ぎますが、「大人は嘘つきだ」と一蹴して立ち去りました。

DAY2

入国管理者の男たちは扉から入ろうとするも内側から溶接され、侵入不可能でした。

そこで工場の壁に梯子をかけて登り始めると、屋上から消火器攻撃を受け落下しました。男たちは窓を割り工場内に入るも突然トロッコが動き出し、入国管理者の進路を塞いだり、即席の空気銃で抵抗します。

しかし、トロッコ操作していた本庄は拘束され、男たちはマレットを返せば誰も傷つけないと説得するも綾は大きなガスタンクの栓を開けて、火を点けようといていました。

男たちは今にも火を点けようとした綾の剣幕に撤退を余儀なくされました。実は前夜に考えていた爆発詐欺だったのです。

DAY3

秀雄は秘書を通じて札幌行きの特急券はダミーだと知り、公共事業を融通している建設会社の社員を引き連れて迫りました。その中に山咲の父親がおり、「次の入札がどうなってもいいのか」と脅しました。

だが、工場には多くの野次馬が集まっており、守たちが昨日の男たちがコテンパンにやられている姿がネットにアップされていました。

その動画は拡散され、SNSタイ語で"マレットは大丈夫"と両親に向けて情報を送りました。秀雄の秘書は別の入り口を見つけたと言います。

守は綾に好きな人がいるかどうか聞くと綾は「いるよ」と話します。さらに「今の関係が壊れるくらいなら、自分の気持ちに嘘をついていた方がいい」と嘆くだけでした。

DAY5

綾に好きな人がいると知り、ため息ばかりつく守にイラつくマレット。秀雄は山咲の父親が入るよう脅して複数の男が侵入しました。

その時、守とマレットが乗ったエレベーターが地下に降りていくのと同時に、建設会社の社員とすれ違います。香織は囮になり、綾たちを逃して香織の父親と対峙して「秀雄に逆らったら仕事がなくなる」と投降するよう説得するも「私と仕事のどっちが大切なの」と一蹴されます。山咲の父親は投降し、工場を後にします。

ある夜、マレットの提案で「コムローイ」を実行して、守たちは自分の願い事を考えながら天灯を上空に飛ばしました。

 

以下、映画「ぼくらの7日間戦争」のネタバレになります。

 

本多は入手した写真をSNSに投稿するし、籠城しているメンバーの高校や氏名などを晒しました。すると学生時代の同級生や友人からメンバーに隠された過去が暴露され、炎上しました。さらに香織の父親の職場や香織が綾と金のために友達付き合いをしてると謂れ無い噂が拡散していきます。

男たちは重機で壁を破壊し、そこから警察官が突入するも守たちは消火器で応戦。しかし、台風の影響で工場裏にある山が崩壊した状況を見て、再び出直すことにしました。

SNSの炎上のショックで守たちの友情にも亀裂が走り、本庄はマレットに八つ当たりする始末。守はこの状況を打開するため、自分の正直な気持ちをさらけ出して綾に告白します。

すると綾も「本当の私を見て欲しいから」と香織に告白をして仲直りをしました。

残りのメンバーも正直な気持ちを話して、意気投合するのでした。

守のSNSの歴史コミュニティの玉すだれさんからマレットの両親が見つかったと連絡が届きます。

男たちは破壊した壁から侵入しようとしましたが、トロッコで塞がれていました。そこで重機で壁を破壊しようとした瞬間、多くの天灯と守たちが乗ったガス気球が現れて逃走しました。

男たちは「何かあいつがカッコいいです」と呟いて、本多も秀雄に泥を投げて秘書を辞めると宣言すると他の男たちも秀雄に泥をぶつけました。

一方、守たちは気球で綾の誕生日を祝いました。

そして、"玉すだれ"こと中山ひとみに会って、マレットの両親と再会させます。最後に守たちが今回の出来事について問うとひとみは「人生なんとかなるものよ」と言います。そう、ひとみは"七日間戦争"を生き抜いた女性だったのです。

マレットは別れ際に守にキスをして去るのでした。

 

以下、映画「ぼくらの7日間戦争」のネタバレでした。

 

まとめ

1988年公開の映画「ぼくらの七日間戦争」は、中学校の厳しい校則により虐待を受ける生徒と当時の世相を反映させた映画でしたが、本編はツイッターによるネット炎上の問題を現代風にアレンジした映画なので、オリジナルを見なくても楽しめるかと思います。