映画「最初の晩餐」の感想とネタバレ

映画「最初の晩餐」鑑賞終了。

 

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再婚相手のアキコと血の繋がっていない子供(麟太郎と美也子)が料理を通じて、家族愛

を確かめ合う映画で家族のあり方を考えさせられる映画でした。

落ち着いて映画を見たい方にはお勧めかもしれませんね。 

主な登場キャラクター

・東麟太郎(染谷将太)

東日登志の次男

・北島(東)美也子(戸田恵梨香)

東日登志の長女

・東シュン(窪塚洋介)

東日登志の長男

・東アキコ(斉藤由貴)

東日登志の妻でシュンの母親

・東日登志(永瀬正敏)

・東麟太郎(少年時代)/(牧純矢/外川燎)

・東美也子(少女時代)/(森七菜)

・東シュン(青年時代)/(楽駆)

・小畑理恵(玄理)

麟太郎の恋人

北島康介(カトウシンスケ)

美也子の夫

・北島大輔(潤浩)

美也子と大輔の長男

・北島美姫(堰沢結愛)

美也子と大輔の長女

・東ナオト(大迫芽生)

シュンの長男

 ・東盛一(池田成志)

・木村善男(菅原大吉)

・井住(山本浩司)

・小野寺法正(小野塚勇人)

・拓二(奥野瑛太)

・床屋のおじさん(諏訪太朗)

 

映画「最初の晩餐」のネタバレ

ある日、麟太郎と美也子の元に、父親である日登士が亡くなったと連絡が入ります。

日登士の葬式中、美也子が料理が到着していないことに疑問を感じ、予約した店舗に連

絡するとキャンセルされていました。

するとアキコは伝え損なっただけで、自ら料理の注文を断っていました。

アキコは代わりに料理を作り、親戚一同豪華な料理が登場すると思いきや、出てきたの

は目玉焼きでした。それはただの目玉焼きではなく、父親が作った目玉焼きでした。

 

その目玉焼きは麟太郎が7歳の頃、初めて5人が顔を合わせたの時の記憶でアキコが盲腸

で入院していました。そこで日登士がハムと間違ってチーズを焼いて完成した目玉焼き

でした。家族からは上々で、それ以降日登士の創作目玉焼きを食べさせられました。

 

そして、最初の家族の揉め事は味噌汁でした。

美也子が味噌汁が濁っていることに文句をつけるとアキコは赤味噌を使ったと言いま

す。美也子は、赤味噌より白味噌が好みでした。

翌日、赤味噌から白味噌に変えると、シュンが文句を言いました。シュンは白味噌派で

した。そこでアキコは合わせ味噌の味噌汁を作り、今日からこれしか作らないと断言し

ました。

 

日登士は登山家で谷川岳などの難所の登頂し、山岳ガイドなどで生計を立てていまし

た。結婚してから登山を止めて、近所の工場に勤めていました。

 

ある日、美也子が父親に授業参観日に参加して欲しいと言うと、日登士は仕事があると

理由で断られました。そこでアキコが行くことになりました。

美也子とアキコには距離があったものも魚の骨が刺さらないおまじないを教えます。そ

れは"あとみよそわ"を3回を言うことでした。実際に食べてみると小骨は刺さりませんで

した。小骨がなかったことを知ったのは、結婚してからでアキコは小骨を全て抜いてい

ました。

 

ショウもある時期から日登士と一緒に登り始めました。そして、家族と生活し始めて、

5年が経過していました。

ある日、アキコの元夫が病院で亡くなったと連絡は入ります。

アキコはショックで家を出てったまま帰ってきませんでした。日登士も家事に手がつか

ず子供たちが手伝うことにしました。

 

麟太郎にコンペから電話がかかってきますが、入選することはありませんでした。担当

者にどこがダメかと聞くと写真に愛情がないと酷評されます。

日登士の部屋で落ち込んでいると誤ってペンを落とします。ペンを拾おうとして隙間を

見ると段ボールがありました。

そこには家族でボウリングに行った時の写真が大量にありました。

 

そして、また過去に遡ります。

アキコは1週間ほどして戻り、幸せな家庭が続くと思いきや、シュンと日登士がいつも

のように山登りをして山小屋で宿泊しているとシュンにある話をします。それ以来、ふ

たりの関係は険悪になっていきます。

シュンはそのまま家を出ていったまま消息不明になります。

 

葬式を終えて、東家に新たな来客が訪れます。それは子供を連れたシュンで海外で登山

家をしており、来年にエベレストに登頂する予定でした。

実はシュンも死期目前の日登士に孫のナオトと会ってました。

日登士がご飯を食べたいと言うとお前の好きな奴がいいと発言します。ショウはすき焼

きを作り、日登士も美味しそうに食していました。

 

遂にアキコは、麟太郎と美也子に真実を話すのでした。

アキコが日登士は、出版社のパーティーで出会いましたが、アキコは結婚していまし

た。その時、シュンは中学生で、アキコの元夫は浮気がショックで命を絶とうとしてい

たのです。その死を知ったのは東家に来てずいぶん時間が経った時でした。

日登士は、責任は自分にあると責めていました。

それを聞いた美也子は自分勝手すぎる行動に激怒します。

 麟太郎は「家族って何なの?」「どうして結婚したの?」とアキコの発言を擁護するの

でした。

アキコは過去に戻っても後悔してない、血が繋がっていない家族が出来て幸せと発言す

るのでした。

実は美也子も新しい家族ができたことに期待しており、ふたりは和解します。また、日

登士は末期の宣告をされてからも山を登り続け、家族のために日記に料理のメニューを

書き連ねていました。そして、日登士は出棺します。

 

その帰り、日登士の同僚井住がいつも嫌いなものがあれば同僚の皿に乗せるのに、その

時だけは嫌いなものを食べていたと言います。魚もシーチキンも嫌いなのにどうして食

べてたのか疑問を感じます。

そこに麟太郎の恋人、小畑理恵と出会います。

家の帰宅後、全員で写真を撮ります。

小畑は、おはぎを持参し、それを見た井住が日登士が好きなのはおはぎだと聞いて、麟

太郎は涙ぐむのでした。

 

以上、映画「最初の晩餐」のネタバレでした。