映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」の感想とネタバレ

映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」鑑賞終了。

 

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本物の戦車を使ったロシア映画とあって、T-34パンターの市街地戦は圧巻でナチス

悪行より戦車をメインとした映画なので、映画「フューリー」や「パトリオット・ウォ

ナチス戦車部隊に挑んだ28人」より実写版のガルパン寄りの映画でした。

狭い戦車内の緊迫感や砲撃のVFXも素晴らしいので、初めてロシア映画を見る人にはお

勧めです。

主な登場キャラクター

・ニコライ・イヴシュキン(アレクサンドル・ペトロフ)

・アーニャ・ヤルツェヴァ(イリーナ・ストラシェンバウム)

・クラウス・イェーガー大佐(ヴィンツェンツ・キーファー)

・ステパン・ヴァシリョノク(ヴィクトル・ドブロヌラフヴォフ)

デミアン・ヴォルチョク(アントン・ボグダノフ)

・イオノフ(ユーリイ・ボリソフ)

 

 

映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のネタバレ

1941年、第二次世界大戦下。雪原でナチス・ドイツ軍に襲われるアレクサンドルとヴィ

シャは基地で炊事するための車両にも関わらず戦車を砲撃を躱し、命からがら逃げ出す

ことに成功します。

彼らは無事、基地に戻るもソ連軍は戦車不足と戦車長の戦死、防衛線が破られる窮地に

陥っていました。

 

基地の将校は装備を持たずに戦車から逃げ切ったことからアレクサンドルが防衛線護衛

任務の戦車長に任命されます。

アレクサンドルは、ヴィクトルとアントンとユーリィと共に防衛線へと出発します。

 

ナチス・ドイツ軍のイェーガー大佐率いる戦車中隊は、村に到着するも静かな物音に警

戒しながら進軍していました。すると、ソ連軍が対戦車砲を確認し、大佐の指示で総攻

撃を始めます。

 

その隙にアレクサンドルは、的確な指示の元、戦車中隊を撃破していきます。

干し草の中から脱出したT-34は砲弾を躱しながら、戦車中隊を沈めていくが、ナチス

ドイツ軍も徹甲弾や手りゅう弾で対抗し、イェーガー大佐と一騎打ちになります。

死闘の上、アレクサンドルはイェーガー大佐に撃たれ、捕虜になります。

 

1944年、ドイツ第三帝国強制収容所でアレクサンドルは仲間の死に意気消沈していま

した。

ナチスの将校が命令をしても無視し続け、名前も階級も答えず、その男は特別監房で拷

問されます。

ある日、イェーガー大佐は赤軍を止められる優秀な戦車兵を捕虜の中から選んでいると

アレクサンドルの写真を見つけます。アレクサンドルは7度の逃亡未遂と処刑予定であ

りました。
イェーガー大佐はその男に会うとそれは自分を打ち負かしたアレクサンドルであると気

付きます。


イェーガー大佐は、アレクサンドルにソ連の戦車兵を集めて士官候補生と対決しろと命

令されます。

しかも、ソ連軍にとって不利な条件で砲弾を与えられず、己の技術だけで勝負しろと言

うものでした。

アレクサンドルは演習の参加を否定するも捕虜で通訳のアーニャを射殺しようとしま

す。怯えたアーニャの姿を見て、演習に参加することを了承します。

 

アレクサンドルに戦車兵を選ばせることになりました。

そして、戦車兵として選んだのはかつて戦場で共に戦ったヴィクトルとアントンとユー

リィでした。

使用する戦車は戦場に回収されたT-34で1週間以内で整備と戦車内の死体の回収及び清

掃をしろと言う命令でした。


そんなある日、戦車の清掃中に砲弾や手りゅう弾を見つけます。

武器の存在を隠すため、イェーガー大佐に死体を埋葬したいと説得すると認め、アレク

サンドルたちは武器と共に埋めます。

その裏でアレクサンドルは、演習所を砂場で再現したり、演習中に逃亡する作戦を立て

るのでした。

 

イェーガー大佐は、アレクサンドルたちが逃亡することを予期していたのか、演習所に

地雷を仕掛けるよう部下に命じます。

アーニャはアレクサンドルたちに地雷が仕掛けられること、ナチス・ドイツ軍に捕らわ

れていることを教え、アーニャはアレクサンドルたちの脱獄に協力します。

 

演習当日、アレクサンドルたちは砲弾を回収し、アーニャも権限により外出します。

アレクサンドルたちは煙幕を囮にし、パンターに向けて砲弾を発射して強制収容所から

逃亡することに成功します。アーニャはアレクサンドルたちと合流し、プラハに移動し

ます。

イェーガー大佐は、幹線道路を封鎖したり、空軍に要請したりとアレクサンドルたちの

逃亡を阻止しようとします。


イェーガー大佐は、上空からT-34を見つけ、予め封鎖していた幹線道路に停車していた

パンターがアレクサンドルたちが乗る戦車に向かって攻撃します。アレクサンドルたち

は森の中に逃亡し、あとの追うイェーガー大佐はT-34を見失います。

 

戦車中隊から逃げ切ったアレクサンドルたちは野営をし、アレクサンドルとアーニャは

恋に落ちます。

その間にもイェーガー大佐の戦車中隊が迫り、アレクサンドルはアーニャを逃がしま

す。アレクサンドルたちでパンターと挑むことを決意します。

 

市街地に突入したアレクサンドルたちは、静寂な街に違和感を覚え、脇道を迂回しま

す。しかし、迂回先にイェーガー大佐が待ち受け、大佐が攻撃すると同時にパンター

襲撃します。

 

アレクサンドルたちは、パンターを撃破しながら逃げ続けますが、パンターが脇道を塞

いでいることに勘付き、陽動作戦を実施します。

ヴォルチョクが単身でパンターの操縦者を襲いますが、逆に撃たれてしまいます。

一方、アレクサンドルたちは壁を打ち破ります。すると目の前にパンターが現れます。

主砲の機動力を生かし、パンターを装甲を撃ち抜きます。

 

しかし、すぐ傍にいたパンターの存在に気付かず、T-34に向けて砲弾が撃たれる寸前、

何者かに助けられる。それは、パンターを乗っ取ったヴォルチョクでした。

次々と撃破されていくパンター、イェーガー大佐はアレクサンドルたちに一騎打ちを挑

みます。T-34パンターは同時に砲弾を発射します。T-34パンターの砲撃をギリギリ

のところで回避し、T-34が撃った砲弾はパンターキャタピラーを破壊します。

さらにT-34パンターに体当たりし、勝負に決着がつきます。

 

イェーガー大佐はアレクサンドルに「撃て」と言いますが、アレクサンドルは撃つこと

を拒否し、大佐を生かします。

イェーガー大佐は、アレクサンドルに握手を求め、勝負の結果を分かち合います。

アレクサンドルはイェーガー大佐を助けようとするも自ら手を放し、パンターごと落下

します。アレクサンドルはアーニャと合流し、ヴォルチョクも生存していることを知る

と生還を喜び合うのでした。

 

以上、映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のネタバレでした。